精米工場のご案内
精米に関する「安心・安全」への取り組みをご紹介するとともに、お米が玄米から白米に精米される流れを通して「小ロット・多品種・少量」のお米を鮮度のいいままにお届けできる仕組みも併せてご覧いただけます。
2粗洗機(そせんき)
まず最初に石や粗ゴミなどを取り除きます。
3石抜機(いしぬきき)
お米を振動させることで、石や異物を集めて取り除きます。
「やさしい精米」をするために、3段階の工程によって精米しています。
4精米機(せいまいき)
「やさしい精米」をするために、3段階の工程によって精米しています。
- 第1段階…研削精米度およそ10%
砥石でお米の表面にキズをつけて、種皮(ぬかになる部分)を取りやすくします。 - 第2段階…摩擦精米精米度およそ90%
お米同士を擦り合わせ、適度な衝撃を与えることで種皮がはがれていきます。 - 第3段階…研米精米度およそ100% 種皮が細かく砕けて表面の残ったぬかを取り除きます。
だからおいしい!精米のポイントABC
- A穀温を上げないため、おいしさをキープ
- 精米する時は、お米を擦り合わせたりするために、どうしてもお米の穀温(温度)が上がってしまいます。穀温が上がると割れたり水分が飛んだりして、お米の品質を低下させます。遠州米穀の新しい精米機は以前の精米機と違い、3段階のやさしい精米をすることで、玄米の温度を約32~33℃に保ち、お米のおいしさをキープします。
- B3段階の各調整で品種ごとに最適な仕上がり
- 研削・摩擦・研米の3段階の精米度を自由に調整することで、品種や炊飯の目的に応じて最適な仕上がりの精米ができます。
- C残留レスで品種混合を防止
- 精米終了後、エアーによって全てのお米を自動排出するため、品種が混ざったり、異物が残ったりすることを防げます。
6色彩選別機(しきさいせんべつき)
7金属検出機(きんぞくけんしゅつき)
金属の混入がないか検査し、除去します。異物混入を防ぎ、高い品質を維持しています。
10金属検出器&ウエイトチェック
無洗米室(むせんまいしつ)
無洗米の場合は精米の後、無洗米に加工します。お米に少量の水を添加した後、タピオカを混ぜることで、残った微粉ぬか層をタピオカに付着させて取り除きます。
- うまみを残して微粉ぬかを取る
- ご家庭で洗米する場合に流してしまう「うまみ層」を残すと同時に、お米表面の細胞壁を壊さないため、内側のうまみ層も流れ出ることなく、お米が持つ味わいと食感がそのまま残せます。
- 排水なしで環境にやさしい
- 「お米を洗う」工程がないため、工場からの排水も、ご家庭からの排水もありません。また使用後のタピオカは殺菌・乾燥によって再度付着材として使用されるほか、微粉ぬかは家畜飼料や食用油としてリサイクルされて無駄がありません。
より安全により高い品質で――品質を維持するための管理体制
- 操作室
- 工場内のお米の搬送はすべてコンピュータで制御します。荷受から袋詰めの工程まで、操作室で一括して管理しています。
- 品質管理室
- 仕入れたお米や、精米したお米と炊飯したごはんの品質を、厳しくチェックし、安心して食べられる安全な商品を提供します。
- HACCPの認証を受けたクリーンな工場です。
当社精米工場は、一般社団法人日本精米工業会認定の精米HACCP(ハサップ)の認証を受け、HACCPの基準に基づいた万全の衛生管理を行っています。
HACCPとは、NASA(アメリカ航空宇宙局)が中心となって考案した世界的な食品衛生認証制度です。